経鼻インフルエンザ生ワクチン(解説)

<第2報>

フルミストは、鼻腔に噴霧するタイプの弱毒生ワクチンです。 不活化ワクチンと同等に、A型2株、B型2株を含む4価ワクチンです。2003年の登場以来、米国やヨーロッパで一般的に使用されており、日本では未承認(第一三共(株)が製造販売申請中)ですが、医師が個人輸入して使用しています。

一昨年シーズンにおいては、AH1pdm09(いわゆる新型インフルエンザA)に対する効果が低下し、米国CDCの推奨から外れていましたが、昨シーズンのワクチンでは十分な効果が確認され、再度推奨になっています。

【メリット】

1)鼻に噴霧するので痛くない。

2)ウイルスの感染経路にあたる、鼻腔・咽頭粘膜に免疫をつくるので、効果が高い。

3)子どもでも1回の接種でOK.(添付文書では、1度もインフルエンザに罹ったことのない人は2回となっています)

【デメリット】

1)日本では未承認のため、副作用が出た場合も国の「予防接種健康被害救済」は受けられない。

2)接種後軽い風邪症状がみられる。(50%で鼻汁。10%で発熱)

3)当日鼻汁が出ていると効果が低下する。あまりに多い場合は接種できない。

費用;¥8,000円

対象;2歳以上50歳以下で、免疫不全等のない方。

妊娠中・授乳中の方は接種できません。

ゼラチン・ゲンタマイシンにアレルギーがある人、喘息で3か月以内に入院した方も接種できません。